2012年09月09日

商品のズラし方

差別化は今や商品開発の前提となっています。

同じカテゴリーでたくさんの商品がひしめく中、他の商品との違いをはっきりと

打ち出さなければ、消費者から選ばれることはありません。

たとえば洗剤なら洗浄力、オーディオ機器なら高音質、健康食品なら栄養素の配合率など、

その商品のコア機能で差別化することを考えがちです。

しかし、それらは技術開発的な要素がからんでくるため、大企業より経営資源が劣る

中小企業においては、なかなか難しいといえます。

そこで、市販の商品を少しズラしてみるという手法はどうでしょう。

たとえば、甘くないチョコレート、からくないキムチ、オシャレな歩行杖などなど、

こんな商品なら、食が進んだり、使ったら楽しい気分になってしまうことでしょう。

しかも、技術的には、そんなに難しいことではないはず。

肝心なのは、ズラしのセンス。ズラした方向に、ニーズはあるか、その見極めが必要で、

これも、また、センスが問われますね。

商品のズラし方
商品の同質化(コモディティ化)が加速する世の中




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Posted by Fuji-Con at 15:30 │商品開発

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